2012.11.08 15:00わたしは虚夢を月に聴く探偵の荘矢夏美が受けた、依頼人自身が“その人の名前も姿もほとんど思い出せない――”という奇妙な“人探し”。正体不明の「誰か」を探すうち、夏美は今いる世界の真実に目醒めていく……。 月を跳ねるウサギ型のロボット。人智を超えた“敵”。冷凍保存された英雄。「鉄仮面」と呼ばれる超兵器――。嘘のような現実が月にあり、現実のような嘘が地球にある。これは、虚ろな夢の物語。 上遠野浩平が描く青春SFの金字塔、“ナイトウォッチ”シリーズ第二弾。