ユリイカ 2019年4月号 特集=上遠野浩平 ―『ブギーポップは笑わない』『ぼくらは虚空に夜を視る』『殺竜事件』.....真夜中に踊る小説のダンス


ユリイカによる特集



青土社 ||ユリイカ:ユリイカ2019年4月号 特集=上遠野浩平

定価本体1400円+税発売日2019年3月28日ISBN978-4-7917-0364-7アニメ『ブギーポップは笑わない』放送中! ライトノベルの時代を画した上遠野浩平の「ブギーポップ」シリーズ、ミステリやSFとも境界を接しながら、「セカイ系」とも称されたその世界観は読者のみならず、その後の創作にも大きな影響を与えた。その影響とはなんだったのか、上遠野浩平が書きつづけるものとそれがもたらしたものから現在のなろう系にも至る系譜をたどり、平成の終わりのあの時代の――現代の小説の規矩を問いなおす。【目次】❖私が出会った人々*40 故旧哀傷・草野心平 / 中村 稔❖詩 平成の父子 / 四元康祐 特集*上遠野浩平――『ブギーポップは笑わない』『ぼくらは虚空に夜を視る』『殺竜事件』……真夜中に踊る小説のダンス ❖対談 小説家の拘泥、あるいは矜持としてのフィクション / 上遠野浩平 オキシタケヒコ❖書き下ろし 詩に関する泡沫的な対談 / 上遠野浩平❖可能性と世界の敵 『ブギーポツプは笑わない』をこっそり読んでいたクラスメイトが美少女だったら、ひょっとしたら僕の人生は変わっていたかもしれない / 佐藤友哉 上遠野さんと私 / 成田良悟 パブリック・エナミー・ナンバーワン REPRISE――遍在する「傷物の赤(ヴァーミリオン・ハート)」のために / 元長柾木 上遠野浩平VS「運命」――勇気のトライアングル / 藤原聡紳❖ライトノベルから遠く離れて ブギーポップ・トゥルース――多層真実世界 / 汀 こるもの 少女詩歌 / 鏡 征爾 「なろう」と世界の戦いなら、世界の方を支援したい――上遠野浩平と現在のライトノベル産業 / 佐藤俊樹 電撃文庫の『ブギーポツプ』って、何がそんなにすごいんですか? / 山中智省❖インタビュー 泡沫と消えぬうちに――可能性の書法 / 上遠野浩平 聞き手・構成=飯田一史❖ブギーポップをのぞきこむ 無定形の化け物 / 悠木 碧 地続きの「セカイ」 / 牛尾憲輔 中心なき宇宙と泡のように漂い続ける〈ブギーポツプ〉の物語たち / タニグチリウイチ 実装された「泡のモナドロジー」 / 稲垣 諭 不気味な泡を生む者は / 新 八角 「アニメ化」は原作をどう捉え、どう向き合うのか / 小松祐美❖上遠野浩平という謎 死角――異なる視界のあいだにうまれるもの / 名倉 編 不気

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