ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーターPart1

第二作品目上巻

1998年8月25日


可能性、もしくは想像力と我々が呼んでいるものの九九%までは偽物で、

本物は残る一%に過ぎない。

しかも問題は、それが同時に邪悪とも呼ばれることだ


霧間誠一(VSイマジネーター)



VS Imaginator Part 1

SIGN

"Sometimes it snows in April"

and "Ifw I was Your Girlfrend"


もしも君が善良たろうとするなら、

未来などには関わらぬことだ。

それはほとんどの場合、歪んだ方向にしか向いてない


霧間誠一(VSイマジネーター)


恋をするのは人の勝手だ。私としては、

それがお互いの精神の潰しあいにならぬことを祈るだけだ


霧間誠一(VSイマジネーター)



自分の仕事を疑うのはよしたまえ。

たとえどんなに意味不明で甲斐のない仕事に見えても、

実際にその通りだという事実に直面するよりはマシだ


霧間誠一(VSイマジネーター)



何故に闇を恐れる?

生きていること自体が既に“お先真っ暗”だというのに


霧間誠一(VSイマジネーター)



気楽になるのは容易いことだ。魂を無くせばそれですむ


霧間誠一(VSイマジネーター)



すべての混乱は解消されるとは限らない。

ときにそれは、混沌のまま確固とした存在になって

世界を律することがある。

さながら論理的背景を持たないまま発揮する呪いのように……


霧間誠一(VSイマジネーター)


VS Imaginator Part Ⅰ "SIGN" closed.

 to be continued Part Ⅱ  "PARADE"


あとがき—―ブギーでポップなアレ


BGM "CHILDLEN of the SUN" by MAYTE

(余談ですが曲名の正しい名称は”CHILDREN of the SUN”で、新装版では修正されてます)